スポーツなどで身体を動かすときに「力を抜け」といわれることがあると思います。
ただ本当に力を抜いてしまうと体は動かないのでは?という疑問もあるのではないでしょうか。
これに対して私は
「力が抜けた」と感じるような力の入れ方をする
と考えています。
考え方から説明すると、まず「意識(脳からの指示)」と「感覚(身体からのフィードバック)」を別に考えます。
例えば拳を握り締めた場合、拳に対して力が入っている感覚は感じると思います。
これを、拳に対して「握り締める」意識と「力が入っている」という感覚に分ける
という考え方になります。
では具体的にどうやるのか、となると、意識や感覚は個人差があるので
おそらく自分で色々試して探すしかないと思います。
とは言えこの話だけで終わってしまうと元も子もないので
とりあえず私の場合どうしているか、というところは書いておきます。
とりあえず「肩の力を抜く」ということについてですが
「肩甲骨を下に置く」という意識をします。
実際の力の入れ方はは肩甲骨を下げる(下制)になりますが、
下げすぎると力が入る感覚になるのでそうならない範囲ということになります。
これがちょうどいい力加減になると「肩の力が抜けている」感覚になります。
逆に言うと、普段何も意識しない状態というのは
肩を固定する力を入れている
ということになると思います。
これは普段腕を動かすとき肩関節を使うため、
肩関節の土台となっている肩甲骨を固定しないと
動きが安定しないからではないかと考えています。
ただし、肩の力を抜く状態に慣れると
普段何も意識しない状態がが変化し、
自然と肩の力が抜けた感覚になると思います。
そうなるためには普段から肩甲骨を動かすようにし、
肩甲骨を固定しないようにすることが重要だと考えています。
以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。