身体連動の基礎2:肩甲骨の動き

今回は肩甲骨がどのように動くか、という話になります。

そもそも「肩甲骨が動く」という認識がない人もいると思います。

「ボディマッピング」という考え方があるそうでして、
自分自身の体に対する認識が間違っていると体は動かしにくくなるようです。
参考リンク
https://www.ssu.ac.jp/applied-psychology/101112/

というわけで肩甲骨の動きを認識するところから始めます。

具体的には挙上・下制・内転・外転・上方回旋・下方回旋・前傾・後傾の8種類になります。
その中の挙上・下制・内転・外転・上方回旋・下方回旋について参考になる動画はこちら。

これらの動きをどのように意識して動かすか、という話になると、

挙上・下制

→肩の上げ下げです。下記画像の動きですが、これなら大概の人はできるのではないかと思います。

この時使っている関節は「胸鎖関節」という下記画像の赤丸を付けた箇所が動きます。
ここら辺を触りながら肩の上げ下げを行うと、動いているのが認識できると思います。

内転・外転

挙上・下制と同じ胸鎖関節を使って
肩を後ろに動かす→内転
肩を前に動かす→外転
になると思います。
下記の画像のような感じですが、イメージが湧けば幸いです。

上方回旋・下方回旋

使われる関節は「肩鎖関節」という下記画像の赤丸を付けた箇所になると思います。

ただ、この動きを肩だけで実現するのは難しく、腕を連動させる必要があると思います。
動かし方は、肩甲骨を意識して腕を横からバンザイするような動でいいと思います。
(下記画像のイメージ)

前傾・後傾

こちらは上記の動画に入っていませんでした。
参考になるリンクは下記で、文字通り肩甲骨の前後に傾ける動きになると思います。
https://chiryo.zenita.jp/staffblog/archives/675
こちらも肩だけで動かすのは難しいと思いますが
動かし方としては肩甲骨から動かすことを意識して
腕を前後に大きく振ることでできるのではないかと思います。

というわけで今回は肩甲骨の動きについて説明しました。

現代社会において腕を動かす場合、
大概「肩関節」という腕と肩甲骨の間の関節を使えば用が足りてしまい、
肩甲骨を動かす必要性が低いので
普段あまり動かさない人が多いと思います。

しかしそのことで使わない筋肉(サボり筋)ができてしまい、
そのことが肩こりや肩痛の原因になっている可能性があります。

逆に言えば、
肩甲骨を動かす=肩関節(を動かす筋肉)の負担を減らす
ということで、症状が改善するかもしれませんので、
無理のない範囲で試していただければと思います。

以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。

身体連動の基礎2:肩甲骨の動き」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 肩甲骨の動きを鍛え方 - 身体の連動性の研究とか

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