このサイトでは身体の使い方をメインに書いていますが、
実際に身体を動かす際には脳からの指示が必要になります。
その体への指示を出すときに、
頭の中では言葉を使わないほうが良いと思います。
ではどんな風に考えるかというと、
まずは動画でイメージしてそれを体に伝える
といった感じから始めます。
慣れると動画をイメージしなくても感覚でできるようになると思います。
なぜ言語化しないほうが良いかというと、メリットを書きに挙げます。
・処理速度が速い
・並列処理ができる
例えば野球のボールを投げるという動作について考えます。
阪急~オリックスの佐藤義則さんが
投げることについて言語化した動画がこちら。
で、実際に投げていた時の動画がこちら。
最初の動画で説明している
・肩より高い前方で投げる
・股関節に乗る
・軸足はキャッチャー方向に押し込む
等といったことを二つ目の動画のスピード感で頭の中で考えて実行するのは無理だと思います。
何故かというと、言語化した場合は
・頭の中で上記の文字を並べるのに時間がかかる
・上記の内容を1個ずつでないと考えられない
といったことがあるからです。
それに対し、例えば動画や感覚でイメージできる場合は上記を一瞬で処理できます。
なので例えば佐藤さんの投球を真似しようとした場合、
最終的には身体の感覚で実行できればいいのですが、
最初はその感覚を持っていないので、
動画を見て真似するところから始めてその時の自分の感覚に落とし込む感じになるかと思います。
逆に言語化が必要になる状況というのは基本的に他人に伝える時だけだと思うので
自分で実行するだけでいいときは考えないほうが良いと思います。
また、「考えるな、感じろ」というのはこういうことだというのが私の解釈です。
以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。